WSJ記事GoogleはCookieを使わなくなるかもしれない


Google
Wall Street Journal(WSJ)の「Google May Stop Using ‘Cookies’ to Track Web Users」日本語訳をGizmodoが「報道:グーグルはユーザー行動の追跡にCookieを使わなくなるかもしれない」として掲載しました。この見解は「正しい」と思います。

「この技術的な成長によって、Webの世界を無駄なく成立させたままユーザーの情報セキュリティを改善できるものと我々は信じています。この領域については当社もほかの企業もあらゆるコンセプトを持っていますが、それらは全てまだ初期段階にあります」

すでに取り組みは始まっています。まずリダイレクトURLにシグナルを埋め込み始めて様々なテストをしているであろう事。

プライバシーの問題と自らのデータ収集を両立させコントロールを容易にするためには、1)ブラウザに依存しない、2)より強固な暗号化を行う。当初からその予定で進んでいると思われますが、PRISM問題でスケジュールを前倒しして進めているのでしょう。また、IEやiPhoneのデータブロック問題もあります。MicrosoftもAppleもGoogleにデータを獲得される事を嫌って、ブラウザの情報を隠蔽しようとしましたが、Googleもまた他の方法で何とかシグナルを埋め込もうとしていました。

こうした、他社の力に自らのビジネスを左右される状況をGoogleは嫌います。ChromeとAndroidが一定シェアを獲得したので自信を深めているという事もあり、仕様変更を検討しているのだと思います。

Cookieに依存する方式にはもう一つの問題があります。それはSequential Usage(複数のデバイス利用)に端末依存のCookieは向いていないという点。情報は分断化され、デバイス依存の情報収集手段ではユーザの動向を正確に把握する事はできません。

セキュリティ強化を進めた上で、ユーザ・シグナルを逐次ネットワークで回収し、分断化されたデータを結合して新たなユーザデータを形成する事こそ、Googleの真の目的かと思います。そのためにも、まずはプライバシーがGoogle以外には通知できない、知られない仕組みが必要なのでしょう。


関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る