Google検索の大変動で身に覚えが無い理由で一気に順位を落としたサイトが有ります。外部要因がほとんど無くGoogleの解釈が大きく変わったとしか思えないのですが、まずは推論を交えずに事実報告から。

1.急激に順位を落としたキーワード

以下のようなキーワードでSEO対策していたと考えて下さい。
但し、これは仮で実際のキーワードとは異なります。

静的HTMLを扱うサイトで、CMSではありません。サイトマップも含めて全て手動。
(A):ECサイト 1位 → 1位
(B):ECサイト作成 3位 → 3位
(C):ECサイト制作 6位 → 24位

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2.キーワードの状況

■ 12ヶ月前
・(C)「制作」は12ヶ月前にメインワードだったが、当時(B)「作成」に置き換えた。
・(C)「制作」のランクダウンは12ヶ月前〜起こるはずだったが順位変動が無かった。
・「ECサイト制作」で「作成」や「構築」もボールディングされる。
※ ボールディングとは、検索ワードが合致している場合、太字になる事。

■ リンク状況
・「制作」のリンクはほとんど無い。
・引き継いだ時にリンク整理もしている。もしリンクが残っているなら相当古い。
・リンク系(ペンギン等)で下がった事は一度も無いキーワード群だった。

■ 上記からー
「作成」でコンテンツを作っていれば「制作」も補完されると(勝手に)理解していた。

なぜ、このタイミングなのかが判りません。そして、にもかかわらずボールディングはAdwordsの同義語と同じママです。つまり表面上は何も変わっていないかのように見えます。

3.他のライバルサイトの状況

「制作」が入っていないサイトは悉く「ECサイト制作」で順位を落とした。
・落ち方に違いはある。外部リンクの状況によるかもしれない。
・「構築」が入っていて「制作」が入っていないサイトは、なぜか維持している。
(こちらも外部リンクの状況によるかもしれない。)

4.その他確認している状況

・キーワードの並び順等、ほとんど関係無い事が多かったが顕著に出始めた。
「SEO対策 基本」と「基本 SEO対策」では全く順位が異なる。

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カテゴリの方はライティング・テストを兼ねて、最近までnoindexにしてあり、11/27にFetch as Googleしています。
Wordoress SEOのテスト結果を確認するためにnoindexテストしていました。なので、これは偶然で数日で落ちる可能性もあり。)

5.今後自分で注意しようと思っている事

キーワードの組み合わせに凄く厳しくなった印象です。印象でしか有りません。推測にも至らず、あくまで感覚的ですが私は以後、以下を行うことにしました。

キーワードはより厳密に分解して考える。
キーワードの並び順は慎重に考える。
並び順はメリット(どちらが得か?)で選択する。
キーワードの並び順はバリエーションをきっちり作る。

検索結果のボールディングはあてにしない。
ワードが前後した時に意味が若干でも異なるなら、それに合わせてコンテンツを作る。
スペースの有無でも異なるなら、それに合わせてコンテンツを作る。

やや無理気味でもタイトルと詳細説明にキーワードを全て含ませる。
助詞を多用する。くっつけないバージョンを作る。
それが無理なら複数のコンテンツで対応するように見直す。
一定投稿数集まったらカテゴリかタグで保険を掛けておく。

国語を勉強し直す。

6.注意事項

・順位の差が11/24以降顕著になったのは明らかです。
・キーワードによって反応は違うかも知れません。
・根拠となる知識がこれに関しては勉強不足なのかも知れません。

1年前にタイムスリップしたような奇妙な感覚です。確か今回の件は海外の投稿サイトでも「まるで特定のキーワードだけロールバックしたみたいだ」というコメントが付いていたのですが偶然でしょうか。