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ペンギンアップデートのSEO対策に対する影響は業界の顔ぶれや体質により、大きな違いを見せ始めている。やはり、じわじわ来ている感じがする。被リンク先の先を辿り、アップデートの影響が徐々に拡大しているのかも知れない。SEO対策の意識が異なる2つの対照的な業界を比較してみた。

冒頭にも掲載したこのグラフは不動産業界。若干、競争があるワード。不動産業界はSEO対策用の被リンク購入やサテラサイトの乱立に抵抗感が無く金銭で順位を買うことに抵抗感の薄い経営者も多い「悪い習慣」のある業界。

そのためかー
上位3位にどうしても食い込めなかったのに、ペンギン後あっさり、1〜2位を獲得したキーワードが多かった。2ページ目以降のワードにはあまり影響が無かったのも特徴的。
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その一方で、下がったワードもある。一気に10位程落とした。落としたワードは「そのワードで被リンクされていなかった」。副作用なのか、本作用なのかは判らないが、リンクに「含まれたワードが一致していない場合に限り」厳格に判定されているようにも思える。もちろんクリーンなサイトだったので、ペンギンに限っては、上がる事はあっても、下がることは無いと思っていただけに、ショックだ。

この兆候から、被リンクの数と多様性に関して、ペンギンV2はより重視するようになったのかも知れない。リンク内のテキスト判定を厳格にすることで、被リンクの効果が特定ワードにしか及ばないようにしているのかもと感じた。ほぼ同時期にクラスタリングに関するアップデートも行われているから、どっちの影響かは不明。ただ、これだと有料リンクサービスが優位性を保ってしまうのでは?とも感じている。だと、したら残念だから、これが見当違いだと願いたい。

次がIT系のWebサービス業界。あまりSEOで被リンクの売買をするような会社は少なく、リンク購入には関心が薄い。ナンバーワンよりオンリーワンが重視され、ワードが常に変化するため、僅かなワードを対策しても意味の無いサービス会社群。
ITサービス業界のペンギンアップデート後の影響

特筆すべき事はほとんどない。いつも通りの緩やかなイスの取り合いである。互いに切磋琢磨でプロモーションも各社・各様なので、いつも一進一退である、ここは本当に変化が無かった。