ウェブマスターツールがいくつかの重要な機能をアップデートしました。その一つが「手動による対策」がウェブマスターツール内で確認できるようになったことです。

「手動による対策」マニュアルアクション(manual action)が実行されると一時的に検索結果から除外されます。マニュアルアクションはごく一部の悪質な検索スパムに適用されます。ほとんどのユーザには関係ありませんが、SEO対策では「最悪の事態」です。

初めて「パンダアップデート」〜「ペンギンアップデート」〜現在まで「手動による対策」が何に対して行われたのか、対象となったスパムが不明であるため、幾度か物議をかもした経緯があります。今回はすでにマット・カッツが公約していた「スパムと判定されたURLをウェブマスターツールから確認できるようにする。」が実現したものです。

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これから、ここにメッセージが入り始めるわけではありません。「手動による対策」をすでに受けている人のみ、ここにメッセージが表示されるようになりました。今後も適宜「手動による対策」も継続しますが「これからやるぞ!覚悟しろよ」って意味ではないのでご心配なく。多くの人は「新たなメッセージはありません。」だと思います。

最初のキャプチャ例では「部分一致」となっています。ドメイン全体のペナルティではなく、特定のページが「手動による対策」の対象になった時に出るようです。解決方法と再審査リクエストのボタンも表示されています。この例の場合は、スパムコメントを削除し再審査すれば、解除されることを提示しています。

再審査リクエスト自体も、シンプルになってきているようです。
https://support.google.com/webmasters/answer/35843?hl=ja

これで、スパム判定の透明度が増すので、すみやかに対処でき逆SEOの真偽など、邪推されがちな部分も解消されるかもしれません。