Yelpの2013年1Qの売上高は46,000,000ドル(40億円弱)と発表しました。Yelpの主な収入源は企業向け消費者データとスコアの提供、ディスプレイネットワーク広告(PC・モバイル)などです。いずれも、Yelpのプラットフォームであるレビューデータが「公平」でなければ成立しません。

Yelpのビジネスモデルは日本のCoockpadやぐるなびに似ています。良質なソーシャル・レビューがユーザを惹きつけ続けているのです。しかし、これだけの影響力があるとYelpのレビュー評価次第で売上が変動する店舗や商品も出てきます。

結果として、不正なプローチでレビューの評価を操作しようとする「業者」も出てきます。こうした不正アカウントに対して、今回、ペナルティを執行したようです。

Yelpの成長は簡単ではありませんでした。6年間で幾度か「不正なレビュー」が原因で批判の的になっています。
幸いなことに、Googleローカル対立軸としてYelpの立場が鮮明になってきています。それだけに、より公平性の高さをPRし、「業者」の排除を行っているようです。

Yelpは米国のローカルサービスで、日本には馴染みがありませんが国内のレビューサイトも、もっと評価に対して厳格さを求められるようになるかもしれません。