2013年10月のSEO関連データ纏め中に気付いたペンギンアップデート2.1に捕まったサイトの傾向と、加えてペンギン以外の何かも実は一緒に来ていた?な所感。
ペンギンアップデート2.1は影響あった人も、全くなかった人も居ると思いますが、私周辺のデータですと、かなりライバルサイトが様変わりしているキーワードもありました。その傾向に関する纏めです。
アンカーテキストの完全一致とリンクの若さ
アンカーテキストのマッチ率はペナルティになっていると思われます。これは良く言われていますね。キーワードを分散させた方がいいとか。
しかし、それだけでは生き残ったサイトと捕捉された(と思われるランクダウンの)サイトの違いがわからないケースもありました。ペンギン2.0と2.1の間の順位リストを見るとその間に作られたと思われるサイトで上位に来ていたサイトが、高確率で順位低下していました。
特に1ページ目上位→2ページ目に10/4-6のどこかで一気に下落したサイトはドメインが浅かったり、ペンギン2.0以降に急上昇したサイトが多かったです。
じゃ、ドメイン年齢が関係あるのか?というと ー そうは思えなく、
ペンギンアップデート2.0以降、完全一致(もしくはそれに近い部分一致)のリンクを付け直したサイトが2.1に捕捉されたのでは無いかと思われます。
・完全一致のキーワードの比率が高い(3割〜半数以上)。
・外部リンクが前回のペンギンアップデート2.0以降に設置された。
「最悪の事態」まではいかず、10位程度〜50位近辺まで低下している傾向にあります。疑わしきは罰した状況でしょうか。下落したタイミングがペンギンアップデートの日と重なっていますので一つの要因かとは思われます。
つまりー「友人全員(2名)から聞いたペンギン2.1の傾向」でも書きましたが、
・Googleのインデクスと被リンクの検出時期をシグナルにしている?
のでは無いかな〜と。(あくまで推測です)
個人的には、検出時期をシグナルにしていると小細工は一切通用しない気がします。よほど上手くやらないとNGというか、依頼されたワードだけリンクを貼る業者は、どんなに巧妙なサイトを作っても終ったというか・・・。そこまで、凄まじい検出力なのか不明なので想像の域は出ないですが。
今回もペンギンと一緒にEMD来てた?
上記以外で更に一段と下げたサイトはEMD(Exact Match Domain / 完全一致ドメイン)が影響したかも知れません。そういう感じのドメイン名でした。
気付くのが遅くてデータ取ってないのですが、そういえばペンギン2.0の時も来ていた(らしい)事がパシさんのアフィリエイト野郎に書かれてましたので、今回も、その通りなのだろうと思われます。
前回は一緒に来ていたかもしれない?レベルだったのですが、今回のタイミング(1週間〜10日間遅れて来る)も全く同じだったので、「ペンギン来た」=「EMDも入っている」のでしょうね。
EMDでは日本語ドメインも対象になっている(?)ようですが、それ以外にもローマ字(例えばSEO対策ならseo-taisakuとか)も対象のように私には思えました。(※日本語ドメインは無かったけど、ローマ字がそれと判るサイトは散見されました。)
ドメイン系で効果があるとされて来たサイトはこれで、全てアウトに成ったのでしょうか。
他のスパムフィルタと混ぜるとかなり危険
中古ドメインとかIP分散とかテキストリンク分散とか、まことしやかに言われている方法は実はもう無いのかも知れません。勝ち逃げ優位な状況ですが、新規参入でこれらをやってもNGかもです。
じゃ、アンカーテキストを分散させて中古ドメインの古いバックリンクを使えばいいのかというと、
1)キーワードと関係の無いバックリンクは評価が低い
2)だから完全一致のリンクを付けないと短期では順位は上がらない。
3)しかし評価を受ける程の数で完全一致のテキストリンクを付けると確実に捕捉される。
4)控えめといっても、その数も僅か10〜20であってもNGの場合もあるようなので、ほぼ付けられない。
5)だから地道にリンクを待つしか無い。→1)に戻る。
・・・一部のSEO会社は詰んでますかね?
合わせて10月は色々きていて、itomakihitodeで拾ったデータだと割と周辺も様変わりしていました。
ぱっと見、同じキーワードでは無いように見えますね。2013年9月末と10月末でこれだけ変わりました。
※あくまでも個人的感想レベルです。