SPDY(スピーディ)とははウェブを高速化するように設計されたプロトコルです。SPDYはサーバーとクライアント間のハンドシェイク(確認)回数を少なくし、エラー訂正の処理を簡略化する事で無駄を省く処理も含まれています。
SPDY(スピーディ)はウェブを高速化するように設計されたプロトコルです。Googleが四年前に発表しました。この仕様ではSSL(https:)を利用します。
通常SSLを使用した方が回線を圧迫し非SSLの方が早いと考えがちですが、現状の処理の大半はHTTP1.0の性能を最大化するために一定以上の処理要求(スペース)が必要で、その速度ピーク(スペースの最大化)に達する前に次の処理に入ってしまいます。
SPDYはサーバーとクライアント間のハンドシェイク(確認)回数を少なくし、エラー訂正の処理を簡略化する事で無駄を省く処理も含まれています。
【参考】
■ SPDYで複数のTCPコネクションをひとつにまとめるとはどういうことか
■ Hypertext Transfer Protocol Bis (httpbis)
SPDYの規格はChromeでは既に採用されています。Opera、FirefoxとInternet Explorer、数十のサーバ製品やミドルウェアベンダー、多くの大規模サイトのサーバー群でも採用されています。
SPDYはHTTP / 2プロトコル IETFの仕様策定段階標準アーキテクチャ基盤として策定が進められています。
SPDYに事例がが少ないという状況はGoogle自身がChromeやSSL検索を押し進めた事により解決しつつ有ります。(速いかどうかの判断は閲覧サイトや地域によって個人差があります。)
【SPDYに関する情報】
■ SPDY(スピーディ)
■ Web表示の高速化を実現するSPDYとHTTP/2.0の標準化
■ SPDYでWebを迅速かつ安全に作る
■ SPDY(Google Developers Guide)
Chromeの最新の結果によると「主要なWebアプリケーションとブラウザ間でパフォーマンスが大幅に向上した」と述べています。
Googleニュース
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Googleサイト
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グーグルドライブ
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Googleマップ
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中央値
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-43%
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-27%
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-23%
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-24%
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5パーセンタイル
(高速接続) |
-32%
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-30%
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-15%
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-20%
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95パーセンタイル
(低速接続) |
-44%
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-33%
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-36%
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-28%
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上記の結果は、Chrome Ver.29で測定し、様々なプロファイルを持つ実ユーザーセッションの数百万人を越え、それぞれのアプリケーションにHTTPS対SPDYを比較した。-Google SPDYチーム
その一方でSPDYは遅いと指摘する人も居ます。
Network Speed (Down/Up Kbps, Latency ms) |
SPDY vs HTTPS | SPDY vs HTTP |
Cable (5,000/1,000, 28) | SPDY 6.7% faster | SPDY 4.3% slower |
DSL (1,500/384,50) | SPDY 4.4% faster | SPDY 0.7% slower |
Low-Latency Mobile (780/330,50) | SPDY 3% faster | SPDY 3.4% slower |
High-Latency Mobile (780/330,200) | SPDY 3.7% faster | SPDY 4.8% slower |
速度の違いはアーキテクチャーの得て、不得手にも左右されるため一概には言えません。ケースによってはSSLのオーバヘッドがボトルネックとなり遅延する可能性もあります。
しかし、巨人Googleの現在のポジションをみると、主流となる事は間違い有りません。Googleの速度に対する追求は、費用対効果に対する追求でもあります。処理速度を僅かでも短縮できれば広告機会によるコストメリットを得られますので、これからも推進していくでしょう。