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最近、FC2のSEO対策ページが「SEO」「SEO対策」で上昇傾向に有ります。最初は「あのFC2が例の酷いSEOを改善したのか!改心したのか!」と思ったのですが、まったく変わっていませんでした。「FC2,Incに対する訴訟提起に関するお知らせ」の記事が上がっていたので、便乗してFC2ネタです。

「無料なら駄目でもいいじゃない。ほら安かろう悪かろうって言葉も有るじゃない?」とFC2のロゴを見るたびに思ってしまう私です。

最近の激しいGoogleのランキング変動でも着実に順位を上げた「FC2のSEO」ですが、なぜ上がったのか判りません。上がったタイミングから見て、パンダ緩和後です。ここにはGoogleが嫌う「全てのペナルティ要因」が有ります。なのに上がった。

ほとんどのツールが正常動作しないのですが、それはSERPsに直接起因しない場合もある(正常動作しないサービスでも短期間におけるSERPsとしては、ほとんど影響を受けない。)し、別のドメイン/サブドメインにジャンプしているので今回は問題としないとして、非常に問題が有るのはhttp://seo.fc2.comページのリンク元。

Open Site Explorerで調べてみると ー
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リンク元は相互リンクとウイジェットが大半。相互リンクはもちろんウィジェットを悪用したランキング操作もペナルティ対象のはずですが、なぜか逃れています。このページ自体は、ほとんど中身がありません。

さらにこのページから僅か2クリックで「アダルトの無修正動画サイト」へ飛べてしまいます。この手法が効果有るように見えてしまう。アダルト系の検索ワードでなら問題とはならないですが、一般ワードのサイトや子供向けサイトにもサイトオーナーがリンク目当てで貼っているとなると大いに問題が有りそうです。

アダルトスパム・ウィジェット相互リンクの手法で「SEO対策」で6位「SEO」で12位です。日本語圏のGoogle検索品質の問題はここに集約されていると言えるでしょう。

・大量の不良な被リンクでも上位表示に寄与しているようだ。

・ドメイン自体のオーソリティでペナルティをかき消せるのかもしれない。

・スパミーな単語がリンク先に合ったとしても、それは小さな問題なのかもしれない。

・密かに警告があったとしても、ごめんなさいすればリンクはそのままで、復活可能なのかもしれない。

・しかし評価はサブドメインやルートドメインに移転可能なのでペナルティは意味が無いかもしれない。

・仮にランクダウンしても半年も我慢すれば復活可能かもしれない。

このような状況を見るとGoogleのアルゴリズムも日本語では十分に機能していないように思えます。現時点のGoogleアルゴリズムの限界なのかもしれないですね。