PRISMプロジェクトによるプライバシーの侵害問題は、小さなスタートアップの検索エンジン会社Ixquick.comにチャンスを与えたようです。
Ixquick.comは米国でStartPage.comを運営しています。ここは徹底したプライベートブラウズが売りで、Googleの検索結果をCookieやその他プライベート情報を含まない状態で通信し、検索結果を表示します。代理検索的なものですね。
プライベートブラウズみたいなものですが、米国の検索結果が主体なので日本語で検索すると、検索結果が変わったりします。(リージョンもプライバシーの一つという考え方なら正しいのかな?単に米国から日本語検索するとそうなるのかも知れませんが)
ここが6/12に340万のユニークアクセスを獲得したそうです。収入源がadwordsなので、それってどうなの?って感じもしますが。。。
CEO Robert Beensは先週のPRISM関連でよりプライベートな検索体験を探している消費者に受け入れられたと語っています。
地味にトラフィックを伸ばしていた、こちらもプライベートブラウズを売りとするDuckDuckGo。問題のあった日に200万、その後毎日記録更新中とか。DuckDuckGoは独自Indexなので順位とか表示とかも独自です。
Google以来、久しく挑戦者の居なかったWeb検索分野だけに、こうした会社が少しでもチャンスを掴めれば、競争で活性化されて良い影響になるかも知れませんね。