(おそらく)過去のSEO対策で有料リンクと判定されたリンクの評価は無効にされたのかも知れない。拍子抜けするほど、変化が少ないが、いつも上にいたサイトが突然消えたというキーワード群もあった。

知る限り、古いバックリンクの評価は確実に減ったようにも見える。「特定」のSEO対策会社の順位は軒並み落ちているし、削除不可能なリンクで、前回のペンギンアップデートでは無効にできなかったリンクを潰せたかのように見える。

有料リンクとは関係無い管理サイトのキーワードは、いつも通り少し順位を上下させた。

● TOP3のサイトが1ページ目後方に(但し、このサイトはいつも乱高下している。)
● TOP3のサイトが2ページ目前方に(1ページ目に常に有り、最近3位になった。)
※評価のために一時的に急激な順位をマークし3日〜7日程度で急落するケースは頻繁にある。

3位のサイトが14位は大きな順位変化ではあるが、一時的な評価で上位につけた後、一気に沈むのはSEO対策中のサイトではよくあることなので、ペンギンなのか、他のアルゴリズムで調整後の結果なのかは、サイト管理者しか判らない。たぶん、Google自身も判らない些末な程度であろう。

  • 2012年4月24日 ペンギンアップデート:V 1.0 初 回 / 影響度:3.1%のクエリ
  • 2012年5月26日 ペンギンアップデート:V 1.0 2回目 / 影響度:0.1%以下の僅かなクエリ
  • 2012年10月5日 ペンギンアップデート:V 1.0 3回目 / 影響度:0.3%以下
  • 2013年5月22日 ペンギンアップデート:V 2.0 4回目 / 影響度:2.3%のクエリ

それっぽい兆候のあったサイトも、他のキーワードでは上位につけているようなので、単体キーワードで見ると、「まったく変化無し」「変化しても、いつも通りにわずか」の人が多いのではないだろうか?

ペンギンアップデート4の展開が始まる – SEOjapan

米Google、ペンギンアップデート 2.0 を実施(5/22) – SEMリサーチ

著名なSEO関連サイトの評価を見ても、概ね「拍子抜け」「こんなものか」という感じの記述が多い。今回、Googleのカッツ氏がペンギン1.0を超える大規模な影響と謳っていただけに、尚更だろう。

ただ、
● 1ページ目 上位のサイトが50位以降になった。
ケースもあるようだ。リンク売買専門のSEO会社である。

僅かな順位の上下なら、再トライの闘志もわくが、これほど極端だと辛い。とはいえ、ガイドラインに違反して下げたのだから自業自得ではあるが。