ping

Search Engine Landによると、アンカータグ(<a>)にping属性を加える事で僅かながらも検索結果のクリック先サイトへの移動を高速化できる事にIlya Grigorik氏(Google web performance engineer)が言及したそうです。

Googleの検索結果をクリックした場合、一度データトラッキング用のサーバに遷移し、そこからユーザサイトへとリダイレクトで移動します。

この間はわずか200ミリ秒〜400ミリ秒ですが、今回はこの時間すら節約しようという事のようです。速度に対するGoogleのこだわりが見受けられます。

<a>の属性として定義されているpingを使うそうです。(そもそもpingなんて属性が有る事すら知りませんでした・・・)

調べてみると確かに草案レベルでは有るみたいです。<a>と<area>で定義されています。

http://www.whatwg.org/specs/web-apps/current-work/multipage/links.html#ping
http://wot.pro.tok2.com/web/html5/a.html

が、mobile SafariとChromeにも実装済みである(らしい)事が驚きです。

<a href=”http://seo-jump.com/table-of-contents” ping=”https://www.google.com/search?client=safari&rls=en&q=table-of-contents&ie=UTF-8&oe=UTF-8″>table of contents</a>

検索結果のアンカーが上記のように書かれるようになるようです。まさに今日(10/5)、知ったので技術的な背景は理解に及んでいません。そもそもはAタグに囲まれたワードとリンク先の意味付けを正しく行う事を目的で検討されていたようですね。

AタグのhrefをトラッキングURL経由にしてしまうとAタグで囲まれたワードの意味とリンク先ページの意味付けが異なることになります。「href属性は任意のページにping属性はトラッキングURLに送れるので、この問題を解決できる」というのが当初の意図だったようです。

これをGoogleは速度アップに活用するのですね。リダイレクトせずに直接遷移させ非同期でトラッキングするとのこと。

トラッキングURLに一度リダイレクトするのはWebサービスの類いでしょうから、一般的にはあまり使わないと思います。Googleならではのアイデアでしょう。

理解していないのに、これ以上書くと大恥書きそうなので、このへんにしときます。