検索ランキングの解析ツールで有名なmoz(moz.com)が、オンライン・マーケティング業界の「2014 業界調査(industry-survey)」を発表しました。
業務スキルと年収
興味深いのは各技術分野ににおける平均年収。
● 開発エンジニア:99,400ドル(1,000万円弱)
● ユーザーエクスペリエンス:83,958ドル(840万円弱)
● Eコマース(構築・運用):74,727ドル(750万円弱)
● ウェブ解析:74,375ドル(740万円)
● マーケティング:73,034ドル(730万円)
● インバウンドマーケティング:67,893ドル(670万円)
● SEM:64,460ドル(640万円)
● SEO:60,215ドル(600万円)
● コンテンツ(ライター?):55,833ドル(560万円)
● ウェブ開発:53,972ドル(540万円)
● 広報(Public Relations):51,500ドル(515万円)
● ソーシャルメディア:49,167ドル(500万円弱)
● ウェブデザイン:47962ドル(480万円弱)
一部、重複している業務スキルもあるので、総合的にできる方が上という事でしょう。”ユーザーエクスペリエンス(UX / ユーザインタフェース:UI設計・デザインなど)“の地位が高ですね。
デジタル・デザインの先端を走る米国の回答者が多いことも起因しているかと思います。が、日本でもUXエンジニアはもっと重視されていくと思います。
開発エンジニアに求められるスキルには「UX」「ウェブ解析(アクセス解析)」「マーケティング」もあり、学んだ方が良い業務スキルと言えるでしょう。特に「UX」「ウェブ解析」は必須ですし、「ウェブ解析」には「マーケティング」知識が必須なので、必然のランキングとも言えます。
またインハウス、エージェンシー共に、アクティビティは「分析」「コンテンツ制作」が圧倒的です。私的には「合ってます」。はい、そんな感じの仕事ボリュームです。
キーワードが not provided になった事への対策
1位から「コンバージョン率とパフォーマンスにフォーカスする。」、「ランディングページのトラフィック」、「Googleのウェブマスターツールのデータを使う」、「他のデータに基づいてトラフィックを推定」、「ソーシャルシグナル」の順です。
その他、興味深いデータが沢山掲載されているので、是非ご覧下さい。
▼ オンライン・マーケティング業界の「2014 業界調査(industry-survey)」
http://moz.com/industry-survey