Google検索は被リンク(バックリンク)を高く評価します。Googleで検索上位を狙うSEO対策といえば「Googleが重視する質の高い被リンクを多数獲得する方法」です。
質の高い被リンクを獲得するためには、まずGoogleのアルゴリズムが外部リンクをどのように評価しているのかを確認しましょう。
これって、案外判らない事が多いですよね。今回は無料のツールを使って自分のサイトの被リンクを確認する方法です
リンクを数だけで計ってはいけない。
ネットで調べると色々なやり方が書いてあると思います。しかし、大半の無料ツールは数しか示さないため、あまり役に立ちません。
link:コマンドを使って被リンク内容を調べる
Googleの検索ボックスにlink:seo-jump.comのように入力して評価を受けているリンクを確認できるのですが、ほとんど使えません。
ウェブマスターツールの「サイトへのリンク(被リンク)を使う
Googleが検知したリンクは、全て閲覧できるようになりました。更新頻度も早くなっています。リンク一覧を確認するのには便利です。
「最新のリンクをダウンロードする」を押すと日付つきリンク一覧をCSVで取得できます。
ここで言う「最新」とは「過去数ヶ月の有効なリンク(日付付き)」を指します。すでに無効なリンクも含まれます。
上記の方法は「Googleがどの程度重視したか?」「そのリンクはペナルティか?」等は全く判りません。リンクされている事実を確認する程度です。
被リンクチェックに使える無料ツール
被リンクの価値を測りたいならサードベンダーが提供する無料ツールを使用しましょう。
使える被リンクチェック無料ツール
・Open Site Explorer
・Ahrefs
・MajesticSEO
被リンク調査時の各ツールの信頼性や特長はーラウンドナップ・コンサルティングさんの
「SEOmoz?Ahrefs?MajesticSEO?バックリンク調査ツール、どれがベスト?」
http://www.7korobi8oki.com/mt/archives/2013/02/backlink-tool-gosanke.html
に、詳細が載っていますので、一読することをお勧めします。非常に良く纏まっていて、私自身もそんな感じだなと思います。
それぞれのリンクチェックツール特性を活かして調べることをオススメします。
権威的被リンクは「Open Site Explorer」で調べる。
Open Site Explorerはー
Open Site ExplorerはGoogleが高い評価をするであろうリンクをリストします。moz独自の算出基準でドメイン・オーソリティ(DA /ドメインの権威性を表す)、ページ・オーソリティ(PA /ドメインの権威性を表す)を試算し、信頼性が高くプラス評価を受けやすいと判断されたものだけを提示します。
無料の場合、回数制限があります。$99/月は高めですがAPIが自由に使えることもあり、多くの無料ツールでも指標として使われています。
Chrome拡張も有ります。Chrome Web Store – Mozbar
Open Site Explorerの確認ポイント
まず、全体を把握します。ルートドメイン(Root Domains)とは、どのくらいユニーク性のあるドメイン(ドメイン数)からリンクされているかを指します。
Total Links=どのくらいリンクされているか、リンク全体の数です。ここでの数字は、「評価されている(質が高い)リンク」の数なので、他のツールより極端に少ない場合もあります。しかし、長期の外部対策では、ここで認識されるレベルのリンクが重要です。
但し、中古ドメインの偽装は見破れず、ここで高評価だったリンクがペナルティを受けているケースも少なくありません。また、新しいドメインや未知のドメインは評価無しの場合もあります。
・特に「Linking Root Domain(ドメイン単位のリンク数)」と「Anchor Text(リンク内テキスト)」に着目。修正依頼が可能なウェブサイトを探します。
・Anchor Textが「こちらへ」とか「copyright xxx」となっているのは修正を試みましょう。
少なからずAnchor Text内にはキーワードが含まれた方が良いのですが、リンクは評価されているのに「こちらへ」というキーワードを提案しているのはキーワードとの関連付けを弱くします。
前後にキーワードが含まれている、あるいはリンクそのものにキーワードが含まれていれば、より良い評価に繋がったはずです。被リンク確認は数では無く、サイトとリンクの質を確認し、修正できる箇所を探すのが最も重要です。
リンクの増減はAhrefsで調べる
Ahrefs: Site Explorerは
特にリンクベイティング向けのトラッキングツールです。日々、どの程度リンクを獲得し、被リンクを失った(外された)のかも確認できます。2013年10月頃にインターフェースも改良され見やすくなりました。
日本国内ではフルスピードが日本語化と販売代理店を担当しているようです。
Ahrefs: Site Explorerの特徴
自分のリンク施策(外部対策)が「正解」なのか、「無害」「ダメージ」なのかを比較的早期に検知できるのがAhrefsです。こちらも、無料で使える範囲は限られているので、効率よくデータ収集しましょう。
特にSite Explorer & Backlink Checkerは秀逸です。単なる被リンクのリストではなく、日付別の増減と追加された日、数、そのドメイン、評価を確認出来るからです。
増減が大きくてもキャッシュされたり、毎日ランキングなどで入れ替わるような場合、あまり気にする必要はありません。
このサイトは特徴的な増減が有りますが、ドメイン数は変化していません。
短期において大きな被リンクの増減がGoogleの順位に影響しているかを確認するのに非常に便利なツールです。(無償版では見られる範囲に極端な制限がかかりますが、日付単位の確認なら使えるかと思います。)
ランクダウンしたときそれが、被リンクの増減に影響があるかも判ります。
間接的ではありますが、Googleがリンクをどのように評価しているのかを学ぶ機会にもなりますので、是非使ってみてください!