スマートフォンでのGoogle検索の結果がカードベースの新しいUI ” Unified Design “に変更されていました。新しい ” Unified Design “は「シンプル」「タッチデバイスに最適化」「ユーザが検索結果を探しやすい」等をコンセプトにしているそうです。
iOS検証中にたまたま見つけました。最初、Google検索アプリかGoogle+アプリを間違って立ち上げたのかと思いましたが、新UIでした。調べたところSearch Engine Landにも掲載されていましたので、併せてご紹介。スマートフォンに限らずPCでの表示もタッチデバイスに最適化されているようです。
まずはどのように変わったのか。色々なパターンをキャプチャしてみました。「マクドナルド」で検索すると一通りのパターンを確認できます。(画像クリックして拡大)
関連検索ワードと「次へ」が最後に。ページめくりは1ページずつ。
広告予算かキャプチャした時間が悪かったか。広告が上位に表示されず。
タブレットでは試していないのですが、PCビューも変更されているようです。
全体の感想としては、確かに見やすくはなりました。
SERPsの順位に関する考え方は変更を余儀なくされます。
1)広告(入札金額の高いもの)
今までは検索上位に紛れ込んでいましたが、今回の変更で広告エリアが明確になりました。エンドユーザには良い事ですが、広告の「飛ばし」が復活しそうなので、広告出稿者は配慮が必要です。
※広告飛ばし:広告エリアを視線から外す癖。テレビ録画でCMを早送りする事等と同じで、不要なコンテンツを排除しようとする癖がついてしまうと、広告効果を失う。
2)検索結果上位
上位はオーガニックの価値を復活できそうな改良といえるでしょう。検索結果の1〜3位くらいはCTRが復活するかもしれません。Googleは自らの死を選択しなかったと思いました。少なくてもスマートフォンでは。
3)ローカル上位
ローカルビジネスに関連する場合、ローカルの重要性は、さらに増しました。このUI変更でもローカル検索結果と地図情報は優遇されています。
4)ナレッジグラフ
ナレッジグラフも検索結果の中程に挟み込まれるようになりました。
5)画像、ニュース
画像、ニュースも挟み込まれます。これらにより区切りが発生しているため、検索順位を気にする事はほとんど無意味になるかもしれません。
6)上位以外の検索結果
ここに来て、やっと検索結果の再表示が始まります。全てがカードのように表示されるため、下位が必ずしもトラフィッック減少とはならないかもです。
7)上位以外の広告
やっと下位の広告登場です。ただ、きちんと目立つようになっています。
8)他の検索候補
他の検索候補が、多く入るようになりました。これにより、これまで以上に2ページ目以降が厳しくなるのかなと感じました。1ページ目で見つからないと他のページに回遊しそうです。
9)2ページ目
ページめくりで「次ページ」ですから、3ページ目以降の閲覧率はさらに低下しそうな。1ページ目の価値が上がって相対的に3ページ目以降の価値が下がった気がします。
あくまで主観なので、取り方は様々だと思いますが、どう感じられましたでしょうか?