SEOをやっている方、ブログを運営している方なら周知の事実かも知れませんが、Google検索品質責任者のマット・カッツ氏がここ数度、警告を促しています。Googleサンタがホリデー前に低品質なコメントを焦土とするかも知れません。
コメント・リンクビルディングはNG
コメント数行に乱暴にリンクを付けてスパムをするのは以前ならば悪用可能でした。
無料ブログのコメント欄は海外でも悪用されています。アカウントを取得する必要がない分、日本のブログのコメントスパムは極めて容易なのです。
以前紹介したSEO対策における中古ドメインの考察(2回目)でもペイディローンスパム以降放棄されたドメインの中には日本国内の無料ブログ・コメント欄を悪用した手法が多数見られました。
現在、このコメント欄を使用したリンクが有効に機能しているとは思えなかったのですが、今回のカッツ氏の発言で、なるほど、まだ悪用可能だったのかと意外な印象を受けました。
ただカッツ氏がスパムの手法を公開するという事は、近々クリーンナップされるという事を意味しているかも知れません。
Youtubeのコメントシステムも刷新されたので、今後はこうしたアカウント紐付け以外を、より厳しく対処する可能性があります。
コメントスパムとして扱われないためには
・知見あるコメントを行い、実名、会社名等を明らかにする事。
・関連の無い内容は当然NGです。
・コメントからのリンク比率が高い場合、ペナルティを受ける。
※あくまで比率の問題で、コメントリンクが全てスパムになるわけではありません。知見に富んだコメントは全ての人に有益ですから。
コメント・スパムを一掃するのは大賛成
正直、煩わしくて不愉快です。それがどこのコメントであっても。
問題は過去にコメントスパムをやってしまった(されてしまった)人と、今後、起こりうる「えん罪」ですね。悪意を持った第三者が行った場合、ペナルティになるのは相当厄介です。
コメント放置のブログは管理者不在の場合が多いので、解除要請しても(多くの場合)無駄に終わるでしょう。仮にコメントをマメにチェックする管理者がいたとしても、たぶん怒り心頭のはずです。私ならスパマーが「削除して下さい」って間抜けな依頼してきたら小一時間説教した上で通報します。
そんな捻くれた少数派も私以外に居るはずなので、とにかく後始末が大変だと思います。絶対にやらない方がいいです。やってしまって、まだ見つかっていないなら少し覚悟した方が良さそうです。
悪意ある第三者が敵対的対応としてコメントスパムを行った場合、否認する以外の手段がなさそうですね。
管理が甘くデフォルトでコメントをブロックしない無料ブログの類いも対応を迫られる日は近いのではないでしょうか。