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ロングテールのSEO対策で検索順位の上位を獲得するのにワードプレスのタグは極めて有効です。内部リンクの密度を適切に保ち、かつ、特定の検索キーワードでコンテンツを束ねる事で検索順位を上げる事が可能です。

ワードプレス(Wordpress/WP)にはタグ(tag)という素晴らしいコンセプト機能があり、僅かなセッティングでSEO対策を最適化できます。ページの順位アップにも全体の順位アップにもなり、これが「ワードプレスはSEOに強い」と言われる理由の一つでもあります。

この項目は【SEO内部対策】タイトルだけでも順位は上がる【SEO内部対策】構造改善でSEOに強いサイトへを前提にしています。

目次:【SEO内部対策】ワードプレスのタグ(tag)で順位を上げる

はじめに

リンクには内部リンクと外部リンクがあります。これは、全く異なる性質であり混同しないようにしましょう。GoogleのSEO関連で良く言われるリンクスパムとは多くは外部ドメインからリンクを指します。

本項はワードプレスのタグ機能を使用したものですが、一般的な手作業更新のさいとでも取り入れるヒントはありますので、よろしければ最後まで読んで下さい。

ロングテールSEOとは?

ロングテールSEOという言葉を良く聞くようになりました。ロングテールSEOとは「揺らぎのある言葉や類似のキーワードを含め、1つ1つのキーワードは少ないけどほとんどのページで上位に成るとトラフィックが激増するSEO対策の一つです。

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ロングテールSEOは大半は、内部対策だけで上位にポジションできる可能性があります。外部から受けられるナチュラルリンク(自然な評価)には限界があります。可能な限り外部リンクの効果を最大化し、多くのキーワードで上位獲得するために内部対策をしっかりやりましょう。

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ワードプレス(Wordpress / WP)の「タグ(tag)」を有効に活用する事で順位アップを図ることができます。
(但し、これには相応のコンテンツとボリュームが必要です。)

なぜロングテールSEOが上手くいかないのか?

ほとんどの場合、単純にSEOに対する経験不足か、記事を書くのが苦手なのかいずれかです。ほとんどの場合、自力で上げられる可能性があるのに、リンクが無いと上がらないという先入観から、SEO会社に小さなワードを高額で依頼するケースも多くあります。

リンクを受けると上がりやすく感じたワードの大半は、外部リンクに依存しなくても順位アップ可能なケースが少なくありません。

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(※例え方が悪い気がしますが・・・・。)

それがCMS、特にワードプレス(Wordpress / WP)であれば比較的簡単に行えます。にも関わらずSEO会社も制作会社も多くを語らない理由は、制作が苦手なSEO会社はワードプレス(Wordpress / WP)を提案できないですし、HP制作会社がSEOとして継続的なコンテンツの追加を提案する事も(あまり)ありません。

内部リンク状況はウェブマスターツールで判る。

重要なのはキーワードを軸にした内部リンクの密度です。内部のリンク状況はウェブマスターツールだけで十分確認できます。
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【参考】Googleウェブマスターツールの設定

「内部リンク」メニューを開くとリストとリンク数が出てきます。

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リストは内部からのリンクが集まっているURL。リンク数がその総数です。

トップへのリンクが最も多いです。もし、リンク数の一番多いページがトップページでないなら要注意です。

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カテゴリやタグのページが並びます。サブページへ進むとリンク数が減っていきます。一定のテーマやワードで構成されるピラミッド構造ですね。

さらに、URLをクリックすると内部のどのページからリンクが貼られているのか確認できます。
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※既にインデクス対象で無いページやカテゴリも含まれます。一度蓄積されたページはリフレッシュが遅く残る場合もあります。

事例:特定キーワードのタグページに大量ページからリンクを貼った場合

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/tag/スマートフォンSEO/に着目しましょう。意図的にリンクを集中させています。記事にスマートフォン関係が多いのもボリューム確保のためです。

このサイトで試したかったテストの一つが『「日本語タグ」を大量の記事に付けた場合「プラス」か「マイナス」か?』です。
タグのメリット、デメリットが多くのSEO関連サイトで論じられていますので私も試してみました。

私の場合、仮説「1つのタグに集中させれば評価は高くなる。特に日本語タグ。」です。

結果はー
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「スマートフォンSEO」タグページが上位にポジションしています。

  • タグ「スマートフォンSEO」を作る。
  • タグ「スマートフォンSEO」の詳細説明を付ける。
  • 各投稿ページで「スマートフォンSEO」タグを付ける。
  • タグの2ページ目以降はcanonical処理しページネーションする。

以上です。外部対策はしていません。対策後ソーシャルの評価もゼロでしたが上位のポジションをキープしました。2013年7月頃から、順位が上がり始めています。月間検索数が非常に少ないテールのワードはこの手法で自然に評価が高まっていきます。

うまくいくと以下のような状況も作れます。検索結果の同一ページに同じドメインで3ページまで表示されます。こうなると取りあえず、どれかは押しますよね。
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ページ評価とドメイン評価が高まると複数の検索結果が同時にランクインするのは、この方法の最大のメリットかもしれません。

ワードプレスのタグを使う時に注意すべき点

タグの「2ページ目以降はcanonical処理かページネーションしましょう。」これは重要です。コンテンツ重複の判定を避けるためです。

rel=”next” と rel=”prev” を使用したページネーションのご紹介
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2011/12/relnext-relprev.html

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タグを付けるのは簡単ですし評価も上がりますが「付け替えて再評価を受けるのは大変」です。一度インデクスされたページは中々削除されないのでキーワードは慎重につけましょう。

このケースでも実際に/tag/スマートフォンSEO/を付けている投稿は22本です。
400近くあるのはタグ・クラウドを一時期付けていた事や、各記事に複数のカテゴリやタグが付いている事が原因でリンクのバリエーションが大量に発生しています。

これは行き過ぎです。今はタグクラウドを外して実測中です。

もう一つ、可能ならまず、各投稿にmore(続きを読む)処理を入れておきましょう。タグページには冒頭の一部しか出なくなります。カスタマイズできるなら、それでも良いでしょう。

長々とした複数の投稿ページが連なっている状態はペナルティとなります。これを回避するためにも冒頭150字以内程度で「続きを読む」に成るように設定しましょう。

【参考】「続きを読む」のカスタマイズ

Yoast WordPress SEOを使うとタグページにもタイトルと詳細説明(タグの説明ではなく下の段のSEO抜粋欄)も入力できるようになります。
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なぜタグページが上位に上がるのか。

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原理として、CMSの多くはフラットなページを要求毎に合わせて再構築していきます。ワードプレスの場合、動的にページを呼び出せるのでキーワードを束ねる事も柔軟にできます。

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検索キーワードのリンクが自動的に作成され、要旨がまとめられるので結果として「最適化された状態で内部リンクされている」ことになるのです。
1つの記事に複数の意味を持たせる事で、効率よく検索順位アップを狙っていけるのです。

ワードプレスのアドバンテージ

ワードプレスを使用した場合、ページ公開後、後からタグを簡単に追加できます。それが、半年後でも、1年後でも。維持管理していれば簡単にタグで束ねたページを公開できるのです。

この場合、行う作業はタグの作成、タグの詳細説明の記述(Wordpress SEO プラグイン)、投稿にタグを付けるの3点です。

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CMSを利用しなくても意識して作れば良い

オーソドックスなサイトでも特に難しくはありません。自動化されていないので手作業になりますが意識してリンクを貼ればカバーできます。
以下の図ようにキーワードページとページのリンクを貼って、リンク構造を追加していきましょう。

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タグ(キーワードページ)には、必ず要約ページの抜粋本ページへの誘導リンクを入れておきましょう。

検索数の少ない多くの関連ワードで上位獲得する事。

「スマートフォンSEO」関連も小さなものまで拾うと月間検索数1,000以上にはなります。戦術に合わせてキーワードを押さえていくと総数は増えていきます。

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タイトル戦術でもご紹介しましたが、ワードプレスのタグを使用する事でタイトルではカバーしていないキーワード周辺を対策しています。

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効果はこのサイトの順位で証明しています。是非、実践してみて下さい。

あとがき

3年使っている戦術ですが順位が極端に下がるような問題は発生していません。最初ワードプレスの使い方が判らず適当にタグを沢山付けてたら、一気に上位に上がったので驚いて調べたことがあります。

このやり方の最大の欠点は「時限付き」である事。一定の記事の増補しないと6ヶ月くらいで落ち始めます。いきなり大量投入するより、少しずつタグを付けていった方が効果的です。コンテンツの投資は計画的に。