moz.comが2013年のローカル検索におけるランキング要因を発表しました。mozはいつも、SEOの有識者をヒアリングして、現場視点のランキング要因を発表しています。

それによると(米国・英語圏)の場合、ランキング要因は以下の7要因の影響が強いようです。()内の数字は有識者が重要と考えた104要素から集計したものです。実際の検索エンジンのアルゴリズムとは合致しません。

1)Place Page Signal(19.6%)
Google+のビジネスリスティングへの登録とGoogle+ページ。カテゴリとビジネスリスティングのタイトル、近接性(proximity:検索ワードに近いと判断されるエリア・所在地)

2)外部のローカル・シグナル(16%)
IYP(Interest Yellow Pages)やアグリゲーター(日本では食べログなど)の一貫性(情報の精度)、外部からの引用ボリュームなど

3)内部施策(18.8%)
NAP=(Name,Adress,Phone):店舗名、住所、電話番後の記載(アクセスの多いページには必ず記載したほうが良い)。
ページタイトル、ページ内のキーワード、ドメインのオーソリティなど、一般的に必要なSEO対策。

4)被リンク(14.4%)
いわゆる外部対策。バックリンクの量や、質など。

5)レビュー(10.3%)
レビュー数、レビューの追加・更新頻度、レビューの多様性。(スパム的な一意性の無いもの)

6)ソーシャルシグナル(6.3%)
Google+,Facebook,Twitterでの言及数や投票頻度

7)モバイルシグナル(6.1%)
TELのタップ、チェックイン、オファーなど。

当然ながら、Place Page Signalなど、誰もが出来る範囲では差がつかなくなります。エリアが激戦地であれば尚更です。結果として、2)外部のローカル・シグナル3)内部施策5)レビューなどが、順位差をつける重要要因になっていくでしょう。

また、ロケーション情報を持った写真の数も重要要因になる可能性があります。ローカルカルーセルやGoogle+上、Google Map上のシェアされた写真のボリュームなど、スパムしにくい部分も重要要素に入ってきているようです。これは従来のSEO対策には無い要素ですね。

The 2013 Local Search Ranking Factors
http://moz.com/local-search-ranking-factors