Googleの再審査リクエストと、否認ツールについて使用するときの状況と、対処方法について改めて纏めてみました。リンクはほぼ日本語版に飛ばすようにしています。

再審査リクエストはどのような時に提出する必要がありますか?

Googleからの勧告によってマニュアルアクション(※手動によるペナルティ)が行われたときにウェブマスターツールに通知が行きます。マニュアルアクションを取り消すためには、、過去にGoogleの品質ガイドラインに記載されているようなスパム行為を行っていないか確認し、Googleの品質ガイドラインに倣って見直しを行った後で再審査リクエストを提出して下さい。

再審査リクエストについて
http://support.google.com/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=35843

ウェブマスター向けガイドライン
http://support.google.com/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=35769

アルゴリズムの変更によって影響を受けたと思われる場合、再審査リクエストを出すべきですか?

再審査リクエストはマニュアルアクションが行われたサイトを対象にしています。単にアルゴリズムの変更によりビジビリティ(※visibility:サイト全体の多数のキーワードに対する検索表示回数)に影響を受けているのであれば、再審査リクエストは不要です。アルゴリズムの変更や手動操作のどちらかがわからない、あるいは解決している問題を発見した場合は、再審査リクエストを提出することは問題ありません。

どうやってバックリンクの質を評価すれば良いのか?

GoogleウェブマスターツールのリンクされたURLを調べ、ダウンロードして下さい。特定の期間にSEOの施策を行った場合は、その期間を指定して調査して下さい。そのリンクURLに特定のスパムパターンがあったらそれを修正して下さい。たとえば、スパムのブログのコメント、PageRankを転送するリンクが自動生成されたフォーラムの投稿やテキスト広告がスパムとして見られる可能性がある不自然なリンクなど。

どうやって質の低いバックリンクを排除するのですか?

リンクを削除する、nofollow(※rel=nofollowでGoogleはリンクを評価しなくなる)をつけて下さい。個々の事案についてはウェブマスターフォーラムで専門のウェブマスターからアドバイスを受けて下さい。

その上で否認ツールを使って残りのバックリンクも対処して下さい。(※消せない場合の最後の手段。不用意に使わない方が良いです。。否認ツールで対象のサイトを指定しても、対象側が不利益を被る事はありません。逆にあなたのサイトが否認を受けても実害には至りません。)

複雑なサイト構造、編集されていない内容、価値の無い意味不明なコンテンツなども修正の努力が必要。最後にサイトワイドコマンド(domain:)で否認も検討しましょう。

リンク否認ツールの説明
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2012/10/a-new-tool-to-disavow-links-qa.html

どの程度、情報を(Googleに)提供すれば良いのですか?

ウェブマスターとして可能な限り調査し、書類を作成し、共有設定を行い、Googleの調査の手助けになるように努力をお願いします。

マット・カッツ氏のガイダンス

再考処理を行うのにどのくらいの時間が必要ですか?

通常は数日です。しかし、再審査リクエストのボリュームは日によって異なるため期限を保証することはできません。

再審査リクエストの結果はどうやって確認しますか?

まず、ウェブマスターツールに自動通知が届きます。申請が処理された場合、マニュアルアクションが取り消された旨の通知をお出しします。

#こうしたことに不安を感じるのは身に覚えがあるからなのは違いないが、「乱暴に全てを削除して・・・」というのはいささか、性急すぎると思います。マニュアルアクションが行われた場合、再出発やむなしになるのは明白なので、慌てても仕方が無いかと思います。また、本当にGoogleが誤った処置であるなら、即座に再審査申請するべきですね。