2013年 Googleは多くの場面でSERPs(Search Emgine Ranking Pages / 検索結果表示画面)の新しいUI(ユーザ・インタフェース)のテストを行ってきました。2014年にどのUIが採用されるかmozcastにも携わるDr. Peter J. Meyers氏の予測です。

Googleのユーザ・インタフェースの変更は、しばしば検索アルゴリズムの変更以上にクリック率やトラフィックを左右する場合があります。2013年に確認されたケースから、それが2014年に採用される可能性が高いものをみていきましょう。

その前にー
mozcastはどのようにGoogleのUI変化を確認しているのでしょうか。

解説によると検索結果ので表示されるHTML/CSSの構造変更や差分発生からUIに関連する部分を抽出し、UI変更の発生をキャッチしているようです。

凄いですね。

(1) New Knowledge Graph – 98% (新しいナレッジグラフ)
映画タイトルやGoogleマップの表示ターンと異なり関連記事を表示するパターンです。最近in-depthが更新されたこともあり、テキスト情報の「長さ」や「言及の緻密さ」も重視されるようになりました。

既にこれ以上、再検索の必要がないくらい充実しています。

このワンボックスnポジションは検索1位になるよりも価値あるポジションになるかも知れません。多くのGoogle検索に詳しい伊SEO識者達は、今まで確実にこの種の「キーワード抽出」を行い、対応するコンテンツを書き、ページ構造を最適化してきていますから「本当の意味でのSEOプロ」が報われる可能性大という事でしょうか?

テキスト系(論文・研究・ハウツー)のコンテンツは今年のうちに見直した方が良さそうですね。

(2) Revamped advertising format – 95%(広告フォーマットの改良)
Google日本でも確認しています。現在テストの大半はブラウザ限定で行っていますので最新版のChromeブラウザでチェックすると遭遇確率が上がります。Chromeをメインブラウザにしていれば気付くのが早くなるかも知れませんね。

GoogleのAdwords 検索広告関連はEU独禁法との兼ね合いで明確に判るようにする必要もあるので採用濃厚ですね。

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(3) Ads outside of three blocks – 33%(広告ブロックの分散)

もし実装したら、Adwords広告もGoogle検索も不幸になります。広告のCTR(クリック率 Click to Rate)は上がるかも知れませんが、誤クリックが増え、互いのコンバージョン率は著しく下がるでしょう。

(4) Loss of result count/stats – 80% (検索該当ページ数の表示が消える)
例:約 178,000,000 件 (0.15 秒) みたいなのです。インデクスの多さはかつてキーワードの難易度を測る指標でもありました(とても古い発想です。)今はインデクスのボリュームはほとんど誰の役に立っていないかも知れません。どちらでも良いような気がします。

(5) Boxed design for #1 result – 90%(検索1位のボックスデザイン)
おそらくこれが行われるのはブランディングされたキーワードでしょう。このバージョンの方がスマートで権威的に見えます。モバイルでは実装済みなので、PCでも変更されそうですね。

(6) Boxed design for entire page – 50%(ページ内ボックスデザイン)
スマートフォン(スマホ)のGoogle Now 検索結果ページのカードデザイン多様化する。既に採用されている、ページ上部のボックスやナレッジグラフ、モバイルの検索結果をみる限り、緩やかに巧みに変化していく事は間違いないでしょう。

多くの表示パターンが発生する中、SEOの力点は確実にコンテンツの作り込みにシフトしていきますね。リッチスニペットはデータハイライターを上手く使えばしのげますが、コンテンツそのものは作成するしか有りません。

長いだけのコンテンツが氾濫するのは閉口しますが、ライティングの上手なクリエイターの内容の濃いコンテンツが重視されるのは良い事かも知れませんね。