著作者情報(顔写真付き著者情報 /Authorship)の一部不掲載処置が行われ更新されました。全体の15%程度の著作者写真が消えたようですが「ペナルティではない」のでご安心を。構造化テストツールを使って著作者情報が正しくマークアップされているか確認できます。

【目次】Google Authorship(顔写真付き著者情報)設定と確認

mozcastのAuthershipで計測

まさか、mozcastが提供し始めた機能、「Authershipの変化だけを抽出する」というマニアックな機能がこんなに早く役に立つとは思いもよりませんでした。

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確かに減少してますね。一連のSEOツールのアラートには、この変化も一部起因したようです。(SEOツールには検索結果ソースの変化を読み取る機能が有る。)といっても、実際の順位変動も起きましたが。

2013年12月に顔写真を15%削除

「15%削除するとは言っていたが、それより多くない?」が概ねの印象のようです。突然の変更で「困惑している」方も多いのでは無いでしょうか? 一応、告知はされていましたが「ガイドラインを明確にしないままいきなり実装」のようです。

【参考】Google、検索結果から著者の顔写真表示を15%削減 – 低品質サイトが対象

検索結果のリッチスニペットに表示される著者の顔写真表示を15%程度減らしたことを認めた-SEMR 文中

筆者注:「低品質」はマット・カッツ氏がPubConで発言していたので、そのタイトルがついているようですが「低品質サイトが対象」なのではなく現在の出力基準は不明です。「検索ユーザーに由来して、その検索クエリに見合った信頼や、実績、またはGoogleとしてページ評価の高い著者が表示」であり、非表示=低品質では無いと思われます。(#まだ詳細は公表されていないと思うので悪意を持って引用する人が出たら火あぶりにしませうw)

【参考】Google Authorship (著者情報)、現状は検索順位に影響せず
【参考】[Google Authorship] 商品・サービスページにAuthorshipマークアップを用いても良い? -SEMR

Authorshipマークアップの設定

何種類か有りますが、いずれにせよウェブマスターツールとサイト間の認証が必要ですので、まずは正しいマークアップを。

●<head>内に記載:
<link rel=”author” href=”https://plus.google.com/[あなたのgoogle+ ID]/”/>
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●アンカータグに記載
<a href=”https://plus.google.com/[あなたのgoogle+ ID]/” rel=”author”>
<a href=”https://plus.google.com/[あなたのgoogle+ ID]/?rel=author”>

plus.google.com/117626639477218527932/
plus.google.com/+HiroyukiKawaguchi/
何れも問題は無く、また[あなたのgoogle+ ID]/post でも[あなたのgoogle+ ID]/aboutでも問題ないようです。つまり、それが問題で顔写真が消えた訳では有りません。

私のサイト・フッターに複数のパターンを仕込みました。Googleページに飛ばすバージョンも。どちらも認証は成功しています。
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加えて、データハイライターの記事マークアップを使うのも良いと思います。記事内の決まった位置に著者をマークアップ(上記のリンク方法)しておけば記事を追加する度に自動で認識します。

【参考】データハイライターの使い方 -SEO Jump
【関連】データハイライターに書評が追加されました -SEO Jump
【関連】リッチスニペットで検索結果のタイトル置換 -SEO Jump
【関連】データハイライターでメインコンテンツを認識させる -SEO Jump

Google+の設定

アカウントが無い場合は、Google+のアカウントが必要です。アカウント取得はGoogle+ヘルプで。

●アカウント解説完了後ログインした状態で基本情報を開きます。
https://plus.google.com/[あなたのgoogle+ ID]/about?partnerid=gplp0でも基本情報が開きます。

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「編集」を押すと編集画面に移動します。

「寄稿先」に自分のサイトURLを入力すれば完了です。
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鉛筆マークで再編集もできます。

Authorshipマークアップの確認

まず特定のクエリで検索して「著者」が表示されていれば心配有りません。正しく認識されています。
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閲覧履歴が有るユーザと閲覧履歴のないユーザでは見え方が異なります。
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その他にも幾つかの条件で出たり出なかったりしていますが、いずれ仕様は明かされると思います。

今後も正しく出るようになるかは、ウェブマスターツール内の構造化データテストツールで確認できます。もし、今まで出ていて、出なくなったなら確認してみましょう。

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以前と違い以下のようなメッセージになっています。

ページの抜粋がこちらに表示されます。ウェブページからテキストを表示できない理由は、ユーザーが入力する検索キーワードに応じてテキストが変わるからです。

また、著者の部分をクリックすると顔写真無しバージョンも確認できます。
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上記のようになれば、あとは良いコンテンツを作る事に専念しましょう。

【参考】Googleウェブマスターツールの設定 -SEO Jump
【関連】ウェブマスターツールの構造化データビューが改善 -SEO Jump

トラブルシューティング

● 寄稿先が認識できないときはスペルミスやURLの誤りが多いようです。まずは、URLのミスが無いか確認しましょう。

【参考】著者情報が表示されていません Googleウェブマスターヘルプ

● 構造化データがよく判らない、無料ブログ利用でヘッダ情報の変更ができないという方は、ブログの投稿の始まりか終わりに上記のような著作者情報を入れて、ウェブマスターツールで確認するのも認識できるようです。

● 一定のフォロワーがいればカスタムURLも作れますが、それは問題では有りません。IDのままでも大丈夫です。無理にフォロワー作る必要もありません。

建設的に考えてスパムはやめてね

「顔写真が無いとクリック率(CTR/Click to Rate)が下がる」とか「排除されたのはスパムアカウント」などを鵜呑みにして、顔写真出したいがためだけにフォロワーを集めるのはやめましょう。

単純に掲載の方針が変わっただけのようですが今回はGoogleがきちんと説明しないのが良く無いですね。

タイトル詳細説明の表現、そもそもコンテンツに力を入れたほうが建設的。Googleが評価する著者・サイト・記事(ページ)のみ顔写真が出るなら、そのページより優れた記事を書く事が重要です。むしろ良い目安ができたと思います。

何度もテストしましたが【私の場合は顔写真が無い方がCTRが高い】ので「顔写真があった方が検索結果のCTRが上がる人=美女、イケメンに限る」だと思っています。。。。。嫌いだAuthorship