SEO対策にとってもページ読み込み速度は重要な要素になります。ページ速度を高速化させる17の方法では、HTML・CSSで簡単に実行できる方法を紹介しました。今回はサーバとプログラム作成者が行えるページ読み込み速度の改善方法をご紹介します。

mod_gzip/mod_deflateを検討してみましょう。

gzipで圧縮するだけで帯域の制約による遅延を回避出来る可能性が高まります。以下のmod_pagespeedにもあるキャッシュコントロールを組み合わせることで効率よく高速化が可能になります。
http://httpd.apache.org/docs/2.0/mod/mod_deflate.html

mod_pagespeedを検討してみましょう。

https://developers.google.com/speed/pagespeed/mod?hl=ja

mod_pagespeedをインストールすると「ページ速度を高速化させる15の方法」に書かれている最適施策の大半を自動化してくれます。

  • CSSとJavascriptの読み込み順を最適化する。
  • 画像・JS・CSSのブラウザキャッシュ期限を伸ばす。
  • 適切なキャッシュ期限を自動的に付加する。
  • リスクを避けるためキャッシュにはハッシュをつけて、ブラウザがキャッシュ不整合の確認を可能にする。
  • CSSやJacvascriptの外部ファイルが小さい場合、コネクション数節約のため、HTML側にインライン化。
  • インラインのCSSやJacvascriptが多い場合は、外部ファイル化して、HTMLのロード速度を改善。(上記の逆)
  • 複数に分散しているCSSファイルやJavascriptの結合。
  • 不要な改行コードや空白などの削除。CSSとJavascriptの余分な改行やスペースを圧縮。
  • 画像の最適化(不要なプロファイルの削除・サイズ最適化・小さな画像をdata:uri化)
  • imgの指定に関する無駄排除(指定が無いときのリフロー防御や指定したサイズと実画像の違う場合のリサイズなど)
  • lazyイメージ(ビューエリアにスクロールされたとき初めて画像をダウンロードする)

等々。

自動化される詳細項目はこちらを参考にー

▼ インストールするだけ! お手軽サイト高速化ツールGoogle mod_pagespeedはスゴかった
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2012/11/27/14218

見落としがちなリダイレクト設定

HTTP/1.1 301 リダイレクト設定は、少なからずページの表示速度に悪影響を与えます。にもかかわらず、

例)http://seo-jump.com/example

とリダイレクト設定した場合、さらにhttp://seo-jump.com/example/へとリダイレクトされます。URIの記述に注意を払うべきなのは、プログラムの場合も同様です。無駄なリダイレクトが発生していないか確認しましょう。



その他 確認事項

・Cookieの数はできるだけ少なく、小さくした方が良い。
・ライブラリを重複して読み込んでないか確認する。
・スペルミスや正規表現のミスを無くす
・DOMのアクセスを最小限にする
・POSTとGETのレスポンスと効率を比較する
・Ajaxをキャッシュ可能にする

等が上げられます。

WordPressならプラグインのW3 Total Cacheでお手軽に設定出来ます。サーバ側を設定出来ない場合でもプラグイン一つで設定できるので格安のレンサバでもある程度速度アップが可能です。

 

【SEO対策の基礎学習 目次】