一般的にはどこかのホスティングサービスやクラウドサービスを活用するケースが多いでしょう。サーバの設置・運用は専門的な知識も多く必要になってきますし、トラフィックが増えてくればアップグレードも検討しなければいけません。直接のコストが負担になるケースも多く、上位のサーバーを管理者込みで外注するのも容易ではありません。
■SEOにおけるサーバの重要性
・CMSの多くはSEOに効果がある作業を自動化、または簡素化してくれる。(サイトマップ・RSSフィード、ディレクトリの最適化、リダイレクトなど)
・ページ表示速度もSEOの重要な指標の1つである。この速度についてはサーバスペックに依存する点も多い。(データベースの処理速度や同時接続など)
SEOを考慮したサーバ選び
チェックポイント【1】サーバやデータセンタの位置
・国内のデータセンタに配置されているか?
・回線速度は十分か?
回線速度の問題で国内が有利になるケースが多い。表示速度が検索順位に影響するスマートフォンがトラフィックの多数派を占める現在、サーバの設置場所や性能は重要。
・回線アップグレードコストも考慮に入れておく。
この点を考慮すると大手ホスティング会社が結果として安くなる場合もある。
チェックポイント【2】ホスティング業者の対応
・上位へのアップグレードの際サポートを受けられるか?
・IDC内の回線速度が明記されているか?
多くの場合、回線は共有。複数のサーバーが1つの回線を共有することになる。共有の場合、他がトラフィックを圧迫すると特定時間、自分のサーバも遅くなり、逆に自分の所がアクセス過多になると、制限を受けたり、最悪、一時停止になったりするので要注意。
・サポート体制は十分か?
・電話サポートはあるか?
・マニュアルは充実しているか?
トラブルに備えて、サポート体制をしっかり確認しておく。電話対応可能な業者がベストだが格安サーバでは、まず期待できない。多くの場合、専用フォームから問い合わせることになる。
チェックポイント【3】バックアップ
・バックアップの体制と頻度
データが消去される場合もある。事故に備えてバックアップは自分で出来る様にしておく。バックアップが有償の場合もあるので注意する。バックアップ、再起動、自動化ツールなどが、ある程度コントロール可能なツールが提供されていれば、なお良い。
【SEO対策の基礎学習 目次】
- 【学習】SEO対策の基本アプローチ
- 【学習】SEO対策の基本アプローチ|ローカル検索
- 【学習】サーバとSEOの関係性
- 【学習】ドメインとSEOの因果関係について
- 【設定】ドメインの選定
- 【学習】ページランク
- 【設定】Googleウェブマスターツールの設定
- 【設定】robots.txtの書き方
- 【内部施策】titleタグの設定とキーワードの配置
- 【内部施策】descriptionの設定とキーワードの配置
- 【内部施策】スマートフォン対応サイトのSEO対策
- 【学習】検索クエリの理解|Google検索品質ガイドライン
- 【学習】DO-KNOW-GO|Google検索品質ガイドライン
- 【学習】Googleがコンテンツを評価する5段階指標|Google検索品質ガイドライン
- 【学習】ウェブスパムの定義|Google検索品質ガイドライン
- 【学習】SEO対策でやってはダメ。キーワードスパム|Google検索品質ガイドライン
- 【学習】リダイレクトスパム・広告スパム|Google検索品質ガイドライン
- 【内部施策】スマートフォン対応サイトのSEO対策 – 詳細解説
- 【内部施策】ページ表示速度を高速化させる17の方法(HTML/CSS篇)
- 【内部施策】ページ表示速度を高速化させる方法(サーバ・プログラム篇)
- 【外部対策】SEO対策の基本事項を再チェック