ウェブスパムとは
ウェブスパムは、SEO対策のため検索エンジンをだます目的で設計された虚偽のウェブページの総称です。このガイドラインでは単に”スパム”、スパムを使用するウェブマスターを”スパマー”と呼びます。
Googleでは詐称のテクニック(と判明しているものに)スパムフラグを割り当てます。単に迷惑なページ、または低品質、品性に欠ける、公序良俗に反する、ポップアップや広告の多くが付いているページが必ずしもスパムとは限りませんので注意してください。
評価とスパムの関連性
DO-KNOW-GO や 検索クエリの理解 で検索クエリの理解について学びました。
スパムは検索エンジンが評価したクエリとランディングページの関連性に依存しません。スパムフラグが別途あります。
ほとんどのスパムはページ自体が低品質で、ほとんど、または全てが役に立たない情報です。これらはスパムフラグに、「僅かに関連(Slightly Relevant)」「関連しない(Off-Topic)」「役に立たない(Useless)」フラグを付けます。
特例として幾つかのスパムはリダイレクト・スパム等そのページのバイタル評価(Vital Rating)を受信する必要があります。
なぜスパムするのか?
ほとんどがPPC広告(ペイ・パー・クリック)かアフィリエイト広告のために行われます。但し、全てのPPC広告を持つページがスパムとは限りません。実質的にユーザの支援に繋がるコンテンツがある場合、それをスパムとは見なしません。ほとんど全てが広告である場合がスパムです。
また、スパムページによっては広告が入らない場合があります。これらはランキングを操作してリンクを売買したり、ユーザのパソコンをクラッキングするためにスパムページを作成しています。
スパムを確認するためには
著名なウェブサイト(例えば http://www.apple.com/)がスパムであるかどうかを判定する必要はありません。
手動によるスパム確認は次の2つによって発見できます。
・表示内隠しテキスト:ctr+a(cmd+a)で対象ページを選択すると隠しテキストを発見できます。
・表示外隠しテキスト:ソースを取得して内部を確認します。
テクニカル・シグナル
スパムを判定する大きな要素は以下の4つです。
・隠しテキスト、隠しリンク
・キーワード詰め込み
・不正なリダイレクト
・詐欺的な目的で偽装された100%のフレームとスクリプト
次の項目 SEO対策でやってはダメ_キーワードスパムでは、これらのシグナルを判別する方法を解説していきます。
【SEO対策の基礎学習 目次】
- 【学習】SEO対策の基本アプローチ
- 【学習】SEO対策の基本アプローチ|ローカル検索
- 【学習】サーバとSEOの関係性
- 【学習】ドメインとSEOの因果関係について
- 【設定】ドメインの選定
- 【学習】ページランク
- 【設定】Googleウェブマスターツールの設定
- 【設定】robots.txtの書き方
- 【内部施策】titleタグの設定とキーワードの配置
- 【内部施策】descriptionの設定とキーワードの配置
- 【内部施策】スマートフォン対応サイトのSEO対策
- 【学習】検索クエリの理解|Google検索品質ガイドライン
- 【学習】DO-KNOW-GO|Google検索品質ガイドライン
- 【学習】Googleがコンテンツを評価する5段階指標|Google検索品質ガイドライン
- 【学習】ウェブスパムの定義|Google検索品質ガイドライン
- 【学習】SEO対策でやってはダメ。キーワードスパム|Google検索品質ガイドライン
- 【学習】リダイレクトスパム・広告スパム|Google検索品質ガイドライン
- 【内部施策】スマートフォン対応サイトのSEO対策 – 詳細解説
- 【内部施策】ページ表示速度を高速化させる17の方法(HTML/CSS篇)
- 【内部施策】ページ表示速度を高速化させる方法(サーバ・プログラム篇)
- 【外部対策】SEO対策の基本事項を再チェック