Googleは目視・手作業による評価を継続的に行っています。Googleには評価ガイドラインがあり、そのマニュアルに沿って評価されます。GoogleのSEO対策において「内容重視」「スパム禁止」はこうしたガイドラインに沿った目視も行われている、ボットが全てでは無く、アルゴリズムに100%依存しているわけでは無い事も理解してきましょう。
評価にあったっては、検査対象になる検索クエリ(キーワード)の意味を理解し、目視するサイトがそれに相応しいかを判定する必要があります。
その工程の序文、作業の進め方について以下のようなアドバイスがあります。今回は検索クエリの理解について、前半部分をご紹介。
検索クエリの理解
検索クエリの意味を確認するために検索する場合、検索結果のランキングにのみ頼らないでください。検索結果の上部に表示されたサイト「以外」のページも参照するようにして下さい。検索結果の上部に表示されているという理由だけで、そのサイトに高い評価を与えてはいけません。
検索クエリの理解に役に立つWebサイトを参考にして下さい。
・ウィキペディア(英文の場合:http://en.wikipedia.org/wiki/Main_Page)
・多言語ウィキペディア・ポータル http://www.wikipedia.org/
・翻訳ツール
http://babelfish.yahoo.com/
http://www.wordreference.com/
http://translate.google.com/
(※今回、英語版の検索ガイドラインなので上述のような表現になります。)
ユーザの興味に関する理解
クエリの意味を理解するだけでなく、ユーザの意図を考慮する必要があります。検索クエリを入力したとき、期待する検索結果は何だったのでしょうか?ランディングページ(検索結果のリンク先)を評価するためには、ユーザの意図を理解する必要があります。
言語と場所
全てのクエリは言語と検索された場所(国)の情報を持っています。これらを念頭に置くことで検索クエリを理解するのに役立ちますし、世界中の様々な場所で検索される検索クエリは、その結果に異なる期待を持っている可能性があります。
例えばフットボールは米国ではアメリカンフットボール、英国ではサッカーを指します。
支配的な解釈:ほとんどの人が、そのキーワードを聞いたとき連想するであろう解釈。例えば[windows]。(米国では)ほとんどの人がMicrosoftのOS名を連想します。「窓」を連想する人は少数派となります。
一般的な解釈:支配的な解釈が無く、幾つかの意味が検索者の意図によって別れる可能性があります。例えば[mercury]車の名前、水銀、惑星の名前などです。どれも支配的では無く、検索意図には全ての可能性があります。
マイナーな解釈:ほとんどの人が知らない少数派の解釈があります。例えば[mercury]、Mercury Marine Insurance(マーキュリー海上保険)、the San Jose Mercury New(サンノゼ・マーキュリーニュース)等
—-
全ては検索した人たちの意図を理解し、意図にそぐわないと思われるものは報告され、検討され、必要があれば排除されるわけです。特にビッグワードで上位に入るほど、人の目の監視は厳しくなる傾向にあるようです。(おそらく機械的にアラートを出す仕組みが有り、そのリストに基づいて確認されるのでしょう。)
【SEO対策の基礎学習 目次】
- 【学習】SEO対策の基本アプローチ
- 【学習】SEO対策の基本アプローチ|ローカル検索
- 【学習】サーバとSEOの関係性
- 【学習】ドメインとSEOの因果関係について
- 【設定】ドメインの選定
- 【学習】ページランク
- 【設定】Googleウェブマスターツールの設定
- 【設定】robots.txtの書き方
- 【内部施策】titleタグの設定とキーワードの配置
- 【内部施策】descriptionの設定とキーワードの配置
- 【内部施策】スマートフォン対応サイトのSEO対策
- 【学習】検索クエリの理解|Google検索品質ガイドライン
- 【学習】DO-KNOW-GO|Google検索品質ガイドライン
- 【学習】Googleがコンテンツを評価する5段階指標|Google検索品質ガイドライン
- 【学習】ウェブスパムの定義|Google検索品質ガイドライン
- 【学習】SEO対策でやってはダメ。キーワードスパム|Google検索品質ガイドライン
- 【学習】リダイレクトスパム・広告スパム|Google検索品質ガイドライン
- 【内部施策】スマートフォン対応サイトのSEO対策 – 詳細解説
- 【内部施策】ページ表示速度を高速化させる17の方法(HTML/CSS篇)
- 【内部施策】ページ表示速度を高速化させる方法(サーバ・プログラム篇)
- 【外部対策】SEO対策の基本事項を再チェック